chaser裁判物語 2

chaser裁判物語

窓は簡単に交換できない

窓の虫問題でKが「何も対応しません」となりましたので、
私たちは他の業者に頼むしかありません。
そこで他の業者に依頼しました。
まず見に来ていただいた時、あまりの大量の虫に驚かれてました。
「これはヒドイ」「こんなの見たことがない」「これは住めない」
と想像を絶してたようです。
当たり前ですね。

田舎で自然が豊富な場所で、川も近く、山も近くで虫自体はたくさんいるのは当然なのですが、やはりこんな家は無いそうです。
地元業者がそう言うのですから、我が家が異常である事は間違い無いです。

そしてその業者はどうするかを社内で検討するということになりました。
後にまず、虫の侵入防止のためにモヘア(隙間テープ)を貼って様子をみましょうという事になりました。
そして一般的に有効とされる場所にモヘアを貼り様子を見ました。
しかし、少し数は減ったのですがまだまだ虫は入ってきます。

もう窓の交換しか手立てがなくなり、私たちはそれをお願いしました。
しかしその業者に「新築にその工事をやるのは現実的ではない」と言われました。
なぜかと言うと、窓の交換というのはめちゃくちゃ大工事になるようです。
足場を組み、窓枠を取り、外壁を剥がし、モールも取り、部屋のクロスも犠牲になる。
さらにやってみないとわからない部分もある。
故に費用も大金になるようです。

私たちは簡単に窓を交換できると思ってたのですが、
そうではなかったようです。
私たちは困り果て、何かいい方法がないかと色々と調べたりする日々を過ごしました。

田舎ルール

ある日、LIXILのショールームに行きました。
そこで担当してくれた方に事情を説明し、どうすればいいのかを相談しました。
そこで勧められたのが「カバーモール工法」というのでやればどうでしょうとなりました。
私たちはそれに希望を見出し、それを業者に説明し見積もりをお願いしました。

その業者は、「わかりました、見積もりを出しましょう」と頑張ってくれたのですが、
何と、「サッシ屋が断ってきて見積もりを出せない」と。
話を聞くとどうやら「付き合い上、新築で他の業者が建てたものには手を出せない」
という意味のことを言われたようです。
「建てた業者が補修をしない」という事も伝えたのにです。
どうやら、「トラブルに関わりたくない」という気持ちもあると私たちは感じました。

岡山県真庭市はド田舎で、私も今はそのド田舎市民です。
しかし、この「非生産的で時代錯誤と言える田舎ルール」
これには驚きました。
狭いコミュニティ上、仕方がないのか?
仕事のチャンスをみすみす断るのか?
困ってる人を助けようとは思わないのか?

くだらない大人の事情に惑わされず、正しいことをしろ!
と言いたい。

「郷に入れば郷に従え」と言いますが、
さすがに私たちとしては「ここは江戸時代か!」(笑)
と思ってしまいました。

今はネット時代で、
各地域の常識も平均化され日本全体の常識になりつつあると勝手に思ってました。
甘かったです(笑)
これについては今回の件以外でもいろいろ感じる事はあります。
やはりまだまだ田舎は田舎だったようです。
(そのくせミヤマクワガタの数が減っている事は許せない!(笑))

こんなことを書いてしまいましたが、
私はこの真庭市の田舎が大好きです。
豊かな自然に綺麗な空気、とても親切な人たち。
庭にカブクワが飛んでくる(笑)←最重要!
これらを維持しつつ、悪き習慣や非生産的な習慣などがなくなり、
真庭市が良い発展をし、真庭市に移住したいと思う人が増えて欲しいと心から思ってます。

裁判の始まり

窓を何とかしようと私たちは日々忙しくしてました。
そんな時K側弁護士からブリードルームの補修に職人を行かすので、都合の良い日を教えてくれと連絡がありました。
実はブリードルームもホームインスペクションを受けてました。
そこでも多数の問題が発覚し、補修の予定でした。
ブリードルームの問題点も後日記載予定です。

私たちは窓の事でいっぱいいっぱいです、
当然です、何とかしなければ新居に住めないのですから。
その旨をK側弁護士に伝え、ブリードルームの件は後にして欲しいと言っていました。

少したち、あるものが届きました。

訴状です!
これがウチに来たのです。
「ブリードルームの残金を払え」と。

そうなんです、驚くことにKから裁判を仕掛けてきたのです!

私たちが窓の件で奔走しているのを知っていながら、
そのタイミングで訴訟を起こしてきました。
本当にKは悪どい!

ビックリでしょ(笑)
今までの経緯を知ってるみなさんは、
私が窓の件で、Kを訴え裁判を始めたと思ってたと思います。
ですよね?(笑)

ブリードルームの件はどうなってたかというと、
補修するところは補修し、お互い争いは望まないので、
あとは金銭での解決(つまり値引き)という事のはずでした。
それが、残金満額払えときました。
話が違うやん?!(笑)
こっちはギリギリまで裁判を避けてあげてたのに。

完全に宣戦布告してきましたね〜

そしてこちらも弁護士を立てて、新築の窓の件やその他の瑕疵等で反訴しました。

我が弁護士は建築紛争専門の弁護士です。
とても頼れる素晴らしい人です。

人生初の裁判なので、
どういう風に進んでいくのかわかりませんが、
全力を尽くしたいと思います。

絶望

ある日、父がKを紹介してくれた人にこの状況を話したようです。
この人を仮にAさんとしておきます。
Aさんは父が祖母宅をリフォームする時に、一番近い工務店と言うことで紹介してくれたようです。
Aさんが我が家の状況を知り、紹介したことに責任を感じたようです。
そこで別の工務店(B工務店とします)を紹介してくれました。
B工務店はとてもいい工務店なので力になってくれるということです。
そしてB工務店が来てくれました。
状況を説明し、やってくれる事になり見積もりをお願いしました。
そしてサッシ屋の壁を突破し、今度は大丈夫か!
と希望が見えたところ、
何と今度はLIXILが断ってきたのです。
やはり新築というのと、裁判になってるし、
カバーモール工法ではLIXIL認定の職人が施工する必要がある?らしく、
色々と事情があるようです。

ショールームに行き相談したのに、、、
あれは何だったのか、、、

B工務店には頑張っていただき感謝してます。

その後、私たちはどうしたらいいかわからなく絶望の日々を過ごしました。

そのまま何もできない状態がしばらく続きました。

態度がデカい

実は我が家の近所にKの所に時々アルバイトで手伝いに行ってる元土木関係の方がいます。
ある時、私がKに困ってると話をした時、
その人が「Kは態度がデカいしね〜、あの人はいろいろ問題ある人なんじゃ〜」
バイトには行ってるが「本当はあの人嫌なんじゃ〜」
と言ってました。

その他数人に話を聞く機会がありましたが、
みんな「あいつは態度がデカい」と。

建築中にきたある業者の職人も「Kにはうちも困ってるんですよ」と。

建築中も施主である私たちにもタメ口だし、
作業中の職人にも態度がデカく、こっちがハラハラする感じでした。

Kの中で「時代は昭和で止まってる」という感じです。

だいたいわかるでしょ、どんな人か(笑)

私としては、そんな昭和ジジイでも、
仕事をしっかりして、素晴らしいものを創り、客を満足させる
なら文句は言いません。

欠陥住宅を作り、嘘をつき、謝罪もしない。

許すわけにはいかない。

法22条区域

前回、窓以外にも住めないレベルの問題があると言いました。

「法22条区域」
この言葉だけで建設、建築関係の仕事をされてる方はピンときたのではないでしょうか。

そうです、防火に関する違反があるんですね〜

ホームインスペクションで発覚しました。

建築関係者の方々はおそらく問題内容も予測できるでしょう。
しかし、それだけではなく、
さすがKだ!(笑)という出来事があります。

今回書こうと思ったのですが、
長くなりそうなので次回に持ち越しです。
お楽しみに!

タイトルとURLをコピーしました