ヘラクレスペアを真冬に発送する時の梱包を書いてみたいと思います。
1月〜2月の最も寒い時期で、155mm以上の大きめ個体のペアの場合です。
真冬は発泡箱とダンボールの2重梱包です。
このようなケースに水苔を敷き、
キッチンペーパーを束ねて掴まれる状態にします。
ついこの前まで、下は水苔のみでしたが、
考えた末、角折れ防止には何かに掴まってる方が、
前後の衝撃に有効と判断しました。
そして前回記事のように角折れ防止のためプチプチでカバーします。
ボンボンは外れやすいため却下となりました。
そしてつかまらせます。
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〜水苔について〜
ここで水苔について話をすると、
水苔は湿らせてはいけない!
真冬に湿らせると当然冷えますし、
何より酸欠の可能性が出てきます。
以前、私がヘラクレスを真冬に買った時、
オスが丸い円筒形のブロー容器で送られてきました。
中には水苔が入っており、加水されていました。
その時、オス2頭メス2頭が発泡箱で送られてきたのですが、
オス2頭が死着でした。
メス2頭は無事でした。
この死着の原因は、
オスがもがく間に水苔がケースの端により、
空気穴を塞ぎ、
水苔が加水されてたため空気が遮断され、
酸欠になったと判断しました。
メスは上部に空間がある容器だったので大丈夫でした。
カイロも発熱しており、温度的にも大丈夫でした。
よって、オスは間違いなく酸欠だったと思います。
水苔が乾燥してたら穴を塞いでも少しは酸素は入ってくるでしょう。
なので私は水苔は加水せず使います。
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そして隙間をキッチンペーパーで埋め、クッションにします。
こんな感じにして、衝撃対策です。
あまり動けないようにします。
そして断熱シートで覆います。
この理由は、ケース内の温度変化をなるべく少なくするためと、
カイロの熱が直接当たって熱くなりすぎないようにするためです。
発泡箱に穴をあけ、そこを塞ぐように中から24時間カイロをテープで貼ります。
カイロには酸素が必要なのでこうします。
反対側に穴を2つあけます。
こんな感じで入れます。
発泡箱はこんな感じでフタをして完了です。
そしてダンボールですが、
紙をシュレッダーで裁断したものを敷き、
真ん中下にカイロを置きます。
この紙のクッションですが、
ストレートカットのシュレッダーで裁断したものです。
これはク
ッション性がいいのと、保温性もいいのです。
クロスカットやマイクロカットのシュレッダーではあまり効果がありません。
この方法は、以前ヤフオクで買った生体が送られてきた時、
このような梱包で到着し、とても感動したので影響を受けました。
そして発泡箱を入れ、
両サイドにカイロを入れます。
なので真冬はカイロを計4個使用します。
あとは上部に緩衝材を適当に詰めてダンボールのフタを閉めます。
ダンボールには小さな穴(1〜2mm程度)を下と、
対角線上の上に1個ずつ開けるだけです。
ガムテープを横のラインにしか貼らないようにして、
少し空気が入るようにしてるので、
もしかすると穴あけは不要かもしれません。
こんな感じで私は梱包してます。
今まで死着報告はゼロです。
さて、
オスの角カバーですが、
最近の発送2件でカバーが外れて到着したのを確認しました。
外れてはいましたが、角は折れずに無事到着したようです。
オスの角折れ対策、いいアイデアはないか引き続き考えたいと思います。
時々落札者の方が、「代金払うのでカイロを入れて下さい」
「二重梱包して下さい」
と言われるのですが、
私は、
生き物を出品してる以上、
生きて届くように最善を尽くすのは当たり前
と思ってます。
落札代金+送料のみで大丈夫です。
夏になれば、真夏編の梱包も記事にしたいと思います。