サナギ胸角なんと約135mm!!
今日は久しぶりにヘラクレスの記事です。
そして久しぶりに「血統名を付けなければ!」
と思えるラインが出てきました。
そうです、前にツイートしたモンスターサナギが出たラインです。
まずそのモンスターサナギを見てみましょう。
これです。
オアシスの継ぎ足し部分までガッツリ伸びてきました。
このサナギを最初に見た時、
「でっかっ!キモ!」
というのが素直な感想でした(笑)
ホントにキモって思いましたよ(笑)
サイズも過去最長ながら、胸角も極太なんです。
このサイズで胸角が細め〜並だったらまあ納得というか、
あり得るなと思えましたけどね。
なんか全部がデカい!
強烈なインパクトです。
普通サイズのサナギと比べた写真です。
比較したサナギは小さく見えますが、
羽化したらおそらく160mm前後ではないでしょうか。
モンスターサナギの全長を軽く測ったのですが、
226mmほどでした。
これはほんとザックリ測定なので正確ではないかもしれません。
上の写真は測ったノギスをそのまま横に置いた状態です。
それを上方から撮ると写真のようになります。
(みなさんノギス詐欺に騙されないように!)
今、私はサナギの体長を測ったり、胸角の長さを測ったり、
成虫の胸角太さを測ったり、といったことはしなくなりました。
幼虫の体重や前蛹体重すら測らない時もあります。
時間に余裕がないのが主な理由ですが、
結局完成した状態である成虫の美しさが重要です。
しかし、やはり「おっ!」と思った幼虫がいれば体重を測ったりしてます。
体重が乗ってた時の喜びはみなさんもよくご存じですよね(笑)
時間に余裕があればいろいろ測定して吟味して楽しみたいところです。
今回のモンスターサナギ、
胸角の長さは測らなければいけないような気がしたので、
測ってみました。
なんと!
135mmぐらいあるではないですか!!
もうビックリでした。
全体がデカいのでここまであるとは思いませんでした。
胸角135mmは今の所聞いた事がなく、
誰もが驚く数値ではないでしょうか。
数年前はヘラクレス成虫体長が135mmでも普通サイズでしたからね。
胸角の長さはサナギから羽化したら1~2mmぐらいしか減りません。
多く見積もって3mm減だとしても、このモンスターは胸角130mmUPです!
本当にヤバい個体です。
血統名「Joe」
こんなスペシャルな血を有するライン、
これは血統名を付けなければ!
と考えてました。
血統名を付けるときに、私は「短くすぐ覚えられる」にしたいと考えました。
血統名が長いとラベルに書くときに大変です(笑)
実はGibsonを書く時に、自分しか見ないラベルには「Gib」と書いてます。
6文字でも面倒な時は面倒なんです(笑)
さて、今回のモンスターサナギが出たライン、
このラインに血統名を付けました!
「Joe」
です。
Joe血統となります。
さて「Joe」にした経緯ですが、
今回も一部の人にしか訳がわからないかもですが、
説明します。
この人からお借りしました。↓
Joe Passです!
BBKing→BB163に続き、ギタリストシリーズです(笑)
ジョーパスは本当に素晴らしいです、どれだけコピーしたことか。
ジョーパスはヴァーチュオーゾと言われてます。
意味は↓
ヴィルトゥオーソ(virtuoso)とは、音楽演奏において格別な技巧や能力によって名人、達人の域に達した人物を指すイタリア語。
ウィキペディア(Wikipedia)
どうでしょうか、
今回の飛び抜けたモンスターサナギに相応しいのではないでしょうか。
ということで、新血統「Joe」をよろしくお願いします。
185g-155g
Joeのモンスターサナギのデータですが、
幼虫体重 185g
前蛹体重 155g
でした。
前蛹計測時の様子↓
この個体はパンケ育ちです。
我が家は現在100%パンケになってます。
小パン飼育の小をやめました。
理由はコバエです。
小ケースはコバエの脱出を防げないからです。
新聞紙を挟んでも幼虫が齧り、破れる事が多いですしね。
パンケはコバエが発生しても脱出できないので、
部屋内にコバエが飛び交う事はありません。
さて、今回のサナギは頭角倒れてますので、完品羽化は難しいかもしれません。
頭角倒れでも完品羽化してくる個体も稀にあります。
まあでも今回は厳しいかな?と思います。
もう少しで羽化です。
大きめのケースでVIP扱いにしてます(笑)
羽化時にケースに角先が当たり折れるのを防ぎたいという思いからです。
不全は覚悟してます、
子孫が採れれば言うことなしですが、
それも奇跡に近いかもしれません。
しかし、今回のスペックでまともなサナギの形に蛹化できた事、
これはとても大きな意味があると思ってます。
Joeの血は今一番夢がある血ではないでしょうか!
Joe 174mm
Joeから既に170mmUPが羽化してます。
174mm
もうすぐ後食です。
下羽が出てますがとても元気で、問題なくブリードできそうです。
オスはこの個体からのブリードになりそうです。
メスも複数羽化してます。
この174mmとインブリードできるタイミングのメスがいるので、
in,outとたくさん子孫を残したいと思います。
今後もJoeから羽化してくる個体がいるので、
それらも楽しみです。
新ブリードルームからJoeの次世代に200mmUPが出る!
なんて妄想しておきます(笑)